普通科
生きる力を育む 4つのコース
習熟度別授業
個々の理解度に合わせて着実に力を伸ばす
国・数・英・理・社の5教科において、個々の理解度や進度に応じた学習を展開します。基礎を徹底したい生徒から応用力を磨きたい生徒まで、一人ひとりが着実にステップアップできる学習環境です。
4つの専門コース
興味や適性を活かして専門性を深める
2年次からは園芸農業、生活文化、環境科学、国際理解の4つのコースから、自分の関心や適性を重視し、それぞれの専門分野を学びます。4つのコースは実学を重視し、自ら課題を解決するたくましい人間力や社会人力の育成を目指します。
実学と地域連携
社会の課題に触れ、自ら考え動く力を養う
個性豊かな生徒の可能性を引きだす各コースのカリキュラムや地域活動への積極的な参加や協力を通じ自分で考え、学び、実践できる真の学力を育みます。一人一人の多様な進路希望に寄り添い、自ら考え行動する「生きる力」を育むことで、卒業後の社会で自分らしく活躍するための力を養います。
自分を知る、植物を知る
園芸農業コースでは、草花の栽培や稲作などの体験的学習を通じて基礎的な技能と知識を習得します。その成果を活かし、地域の花壇づくりや河川敷の整備を行う地域貢献活動を行うことで、社会性を磨くことを大切にしています。これらの活動により、積極的に行動し、達成感を得られる力や、他者と協力して丁寧に物事を成し遂げる力を育むことを目標としています。
寄せ植え販売
2年の12月には自分たちで作成した正月用の寄せ植えを販売します。この販売会では、植物の特徴やデザインを意識して製作した寄せ植えを地域の方々へ直接お届けします。この活動を通して、農業技術の基礎とともに、自分たちの育てたものが誰かの喜びにつながる手応えを深く実感できます。
探究活動
地域の課題から、テーマを設定し、その解決方法を探究する活動を行っています。この活動では、主体的に考えて行動し、その成果を他者に伝わりやすく表現する力を身に着けることを目標にしています。他者と協力しながら責任をもって課題に向き合うことで、考えもしなかった発想と出会えたり、興味関心をさらに広げたり、深めることができます。
地域貢献
女鳥羽川や伊勢町周辺の清掃活動をはじめ、松本駅や公園、消防署などの公共施設での花壇づくりに積極的に取り組んでいます。自分たちが育てた花で街を彩り、地域の環境を整える活動は、地域の美しい景観を守る大切な役割を担っています。社会の一員として地域に貢献する手応えを感じながら、広い視野を持って身近な課題解決に取り組む姿勢を養っていきます。
卒業生の声
2025年度卒業/M.S.さん/進路:八ヶ岳農業大学校専修科
高校に入学する前の私は勉強も得意ではなく、人前に出るのも苦手で、将来やりたいことも見つかっていませんでした。高校を卒業し、就職さえできればそれでいいと考えていました。エクセラン高校に入学して一年時の、「園芸実習」の授業を体験した事がきっかけで園芸や農業に興味を持つようになりました。
学校の授業が楽しいと感じるようになったと同時に、植物のことについてもっと学んでみたいと思うようになり、中学時代には考えていなかった「進学」を意識するようになりました。
私が印象に残っている作業は、農場での植物栽培やお米の栽培、地域への奉仕活動です。高校での実習作業や、地域に関わることを通じて色々な体験をし、様々な学びを得ることができました。
園芸農業コースでの経験は、私の将来を考える大きなきっかけとなりました。
ここで学んだ知識と経験を活かし、これからも農業の分野で挑戦を続けていきたいです。
暮らしを学び、人とつながる。
生活文化コースは社会の担い手として必要な知識と技術を持ち、自ら課題を解決できる能力を身につけ、人とのつながりを大切にできる人間の育成を目標としています。その実現のために、基本的な被服、調理の知識や技術を実習・体験的な授業で学びます。家庭科技術検定の取得や、2年次には、「介護福祉」の授業で超高齢社会において協力、協同の心を学び、「介護職員初任者研修」修了を目指します。3年次には、これまでの学びについての発表や学びを生かした地域との交流も行います。
被服
2年次は浴衣を縫うための基本的なミシン操作、手縫い技術の習得に励みます。被服製作技術検定3級の取得を目標に、繰り返し練習して技術を身につけます。文化祭では、細かい作業に挑戦し、その成果として「折り紙アート」を展示します。3年次には、集大成として浴衣を完成させ、自ら着付けを行います。さらに、自作の浴衣を着て、地域交流活動を行い、様々な場所で浴衣の魅力を発信します。
フード
2年次では基本的調理操作を学習し、安全管理に基づいた調理技術の定着を目指します。3年次には、様々な食材の栄養素や適した調理方法を理解し、それらを応用した調理技術を身に着け、食物調理技術検定3級の取得を目指します。食材の性質に応じて自分たちで献立を作ることができる調理能力の育成を目指します。
保育
将来保育士を目指すだけではなく、子供の成長や発達のプロセスを理解することを目指します。学習した内容から、子どもの目線に立ってコンセプトを考え、幼児向けの手作り絵本を製作しました。子供の成長について学ぶなかで、自身が受けてきた愛情や家族の支えを再認識し、これまで育ててくれた自分の親への感謝の気持ちが生まれます。
卒業生の声
2025年度卒業/M.Y.さん/進路:社会福祉法人 梓の郷
生活文化コースでは、介護・フード・ファッション・保育など、私たちの生活に身近で役立つ分野を幅広く学ぶことができます。
中でも特に印象に残っているのは、ファッションの授業です。2年生の後半から浴衣作りが始まり、少しずつ完成していく中で達成感を感じました。完成した浴衣を着られるように着付け師の先生にも教えていただき、茶席接待や浴衣キャンペーン、お城盆踊りでの夕暮れステージなど、イベントに参加することができました。地域の方や観光客の皆さんに浴衣の良さを伝えられて、貴重な経験となりました。
また、資格の取得にも挑戦でき、「フードデザイン」でのきゅうり半月切りや「介護福祉」での利用者さんとの関わり方は難しいこともあり大変でしたが、努力が大切だと学びました。仲間と一緒に協力して取り組めるこの「生活文化コース」で良かったなと思います。
地域環境を通じて、思考力を磨く。
環境科学コースでは、理科の教員を中心に指導に当たり、身近な現象に関する実験や観察などを行います。総合的な探究の時間では、地域の自然環境から自分たちで課題を設定し、調査のために実際に現地に足を運んだり、企業の方々に講義をしていただいたりしながら、課題の解決を目指します。近年は地域の河川の水質調査やエネルギーの再利用等をテーマに掲げ、学習をしてきました。これらの活動を通して、日常生活における現象を理科的な視点で捉え、論理的に考える力を養います。
里山辺公民会主催 魚つかみ体験 ボランティア
夏休みの小学生を対象とした魚つかみのイベントに参加させてもらっています。河川には水生生物、植物、岩石、水流などさまざまな教材であふれています。これらの教材を通して、高校生と地域住民とのつながりをつくります。この活動を通して、身近な地域の魅力や課題に目を向ける人材の育成を目指します。
キャンドルナイトへの参加
松本市立博物館で開催される「キャンドルナイト」にて、廃油を活用したロウソクや、河川で繁茂する「クズ」のつるを利用したリースの製作・配布を行っています。リサイクルを中心に地域の環境課題について考えるとともにその大切さを伝える活動を通して、思考力・表現力を育てます。
化学演習
化学演習では、教科書の知識にとどまらず、身近な「食」や「日用品」を活用した実験を行います。ふだん何気なく使っているものの中に隠れた化学の不思議を発見し、日常生活と科学のつながりを学びながら、大学などの進路先でも役立つ思考力を身につけます。
卒業生の声
2025年度卒業/N.R.さん/進路:松本大学松商短期大学部経営情報学科進学
環境科学コースでは、環境問題をテーマに自ら調べ、仲間と意見を共有しながら解決策を考えていく探究的な学習ができます。
探究の授業では廃油を使ったろうそく作りをしました。仲間と協力しながら作業することで環境への理解を深めると同時に、わきあいあいと楽しみながら取り組むことができました。また、葛のツルを使ってのリース作り、外来植物の駆除活動など自然と関わる活動も多くあります。
夏には水生生物の調査を行い、小学生との交流もあります。その後に焼肉が食べられるイベントもあり、学びと楽しさの両方を味わえます。
数学・化学・物理など難しく感じる授業もありましたが、分からないところは放課後に先生方に聞きに行くといつも丁寧に教えてくださり安心して学ぶことができました。
その積み重ねが進学後の課題にも役に立ち、勉強を頑張って良かったと感じています。環境に興味があり、勉強を頑張りたい人や進学を考えている人におすすめのコースだと思います。
世界を知れば、自分が広がる。
国際理解コースでは、英語などの語学力を伸ばすだけでなく、世界で起きている出来事について楽しく学びます。異なる文化や考えを持つ人との話し合いや交流を通して、自分の考えを論理的に伝える力や相手の考えを尊重し、理解する力も育みます。様々な国の文化や考え方に触れながら自分の視野を大きく広げることで、人々の価値観が多様化する現代社会において、周囲と協働し、自分自身の力で道を切り開く力を養います。
アクティブ・イングリッシュ
ALTと会話を楽しみながら、生きた英語を体で覚えていきます。ゲーム感覚のやり取りや身近なテーマでのトークを通して、自然と英語で考え、伝える力を養います。読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく伸ばしながら、「英語って楽しい!」「言語って面白いかも!」と思える時間を大切にしています。
異文化研究
韓国の言葉や文化、最近の流行の食や音楽、ドラマなど身近なテーマを入り口に、楽しみながら隣国韓国への理解を深めます。外国語講師の先生による授業や韓国の高校生とのオンラインでの交流的な活動を通して、日本との違いや共通点を発見し、多角的な視点で文化を考える力を育てます。新しい文化に触れるワクワクを感じられます。
地歴演習
地図や資料を手がかりに世界や日本の出来事を読み解きながら、地理と歴史のつながりを楽しく学ぶ授業です。担当教員によるクイズ感覚の問いや身近な話題も取り入れ、考える面白さを味わいながら理解を深めます。また、学んだ知識を整理し、自分の言葉で説明できる力を育てていきます。
卒業生の声
2025年度卒業/F.T.さん/進路:城西大学経済学部経済学科
国際理解コースは、言語や文化を通して世界のことを知ることができ、授業では活気があふれています。韓国や台湾の高校生との交流を行っていて、韓国の高校生とはリモートで韓国語を使って会話をしたり、班ごとに自国のお菓子を準備して交換し紹介し合ったりしました。台湾からは実際に現地の高校生が来校し、日本の文化や学校生活について紹介しました。
また、ALTの先生による英語や韓国語の授業では、会話中心のアクティブな学びを大切にしています。先生方は明るく親しみやすく、教室には笑顔が絶えません。さらに、スライドや文章を作成して発表する機会も多く、自分の考えを相手に伝える力を磨くことができます。人前で発表し評価をされる経験を通して、自信とコミュニケーション力を大きく伸ばすことができました。
